📚書籍概要
- 著者:前田 裕二
- 出版社:幻冬舎
- 発売年:2018年
- ページ数:254ページ
- ジャンル:ビジネス・自己分析・思考法
本書は、SHOWROOM創業者・前田裕二氏が自身の経験をもとに、「メモ」を単なる記録ではなく思考を深め、人生を切り拓くための技術として体系化した一冊です。
アイデア発想、自己理解、行動改善までを一貫して支える“思考の土台”としてのメモ術が、具体例とともに語られています。
この本の読者層
- 思考力を高めたいビジネスパーソン
- アイデアが浮かばないことに悩んでいる人
- 自分の強み・軸を言語化したい人
👤この本をオススメしたい人
- メモを取っているのに成果につながらないと感じている人
- 考えが浅い・言語化が苦手だと感じている人
- 自分の人生の軸を見つけたい人
📝本書の要約まとめ
1. メモは「事実」ではなく「思考」を残すもの
前田氏は、出来事そのものを書くのではなく、「なぜそう感じたのか」「何が本質か」を分解して書くことが重要だと説きます。
メモとは、出来事を通じて自分の思考を掘り下げる行為です。
▶どうすればいい?
起きた出来事を
「事実 → 感情 → 気づき → 抽象化」
の順で書く習慣を持つ。
2. 抽象化こそが、再現性を生む
一度の経験で終わらせず、「他の場面でも使える教訓」に変換することで、知識は資産になります。
メモは未来の自分への教科書になります。
▶どうすればいい?
具体的な体験から「これは〇〇にも使える」と言葉に置き換える。
3. 自己分析は“掘り下げ”で行う
本書後半では有名な「自己分析1000問」が紹介されます。
自分の行動や感情を徹底的に分解することで、ブレない価値観が明確になります。
▶どうすればいい?
「なぜ?」を最低3回は自分に問いかける。
📗行動指針まとめ
- メモは出来事ではなく「思考」を書く
- 体験は必ず抽象化して次に活かす
- 自分の感情を言語化する習慣を持つ
💡実生活での応用
- 会議や読書の内容を、自分の言葉で深く理解できる
- アイデアや企画が一過性で終わらなくなる
- 自分の価値観や判断軸が明確になる
まとめ
本書は、「メモの取り方」を教える本ではありません。
思考を深め、自分の人生を自分の言葉で生きるための技術書です。
考えがまとまらない、軸が定まらないと感じている人ほど、
この一冊が“思考の土台”をつくるきっかけになるはずです。
※本記事は『メモの魔力』(前田裕二 著)をもとに、内容を要約したものです。
本編では、より具体的で再現性の高いメモの実例が多数紹介されています。
ぜひ実際に手に取って、あなた自身の思考を深めてみてください。
