「やらなきゃ」と思っていたのに、また今日もスマホを見て一日が終わった──。
時間が足りない、やる気が出ない、でも毎日が過ぎていく。そんなあなたに、時間の正体と自分の心の扱い方を教えてくれる一冊があります。
それが、佐藤舞さんの著書『あっという間に人は死ぬから』です。
✅ 書籍の概要
書名:『あっという間に人は死ぬから』
著者:佐藤舞
出版:KADOKAWA(2024年7月19日 発売、312ページ)
🧠 本書の要点まとめ(4つ)
1. 「時間がない」はただの口癖
→ 忙しいのではなく、“無意識に時間を浪費”しているだけ。
▶ 行動指針:
スマホ・SNS・人間関係など、「時間を奪うモンスター」に気づき、距離を置く。
▶ 実生活での応用:
朝起きてすぐスマホを触る習慣をやめ、「手帳を見る」「窓を開ける」などリセット行動に切り替える。
2. 「本当にやりたいこと」は、“あっという間”に先送りされる
→ 「やりたいことほど、後回しになる」という現実を直視する。
大事なことを後回しにしてしまう原因は「死、孤独、責任」を直視したくないから。
▶ 行動指針:
“いつかやる”ではなく「今日の予定に10分だけ入れる」がカギ。
▶ 実生活での応用:
読みたかった本を開く/行きたかったカフェを探す/気になる人に連絡を取る、など今日できる一歩を具体化。
3. 人生は「今」の選択の積み重ね
→ 後悔している時間も、“今を無駄にしている”ことに気づく。
自分の価値観を知る。
▶ 行動指針:
1.人生の困難な体験を思い出し(いくつでも)その困難な体験を通じ何が重要だと感じたかを思い出す。
→ここから自分の価値観を知る。
2.子供のころ夢中になっていたものを思い出し、どんなところが楽しかったかを思い出す。
→ここから自分の価値観を知る。
3.自分の価値観を元に目標を設定する。
・心身の健康
・経済的自立
・自分が好きでいられる自分
など・・価値観にあった明確な目標を設定する。
目標のためにやるべきこととやるべきではない習慣を決める。
→価値観は変わるので見直しをする。
「これは本当に自分が望む時間の使い方か?」と自問する習慣をつける。
▶ 実生活での応用:
なんとなくスマホを見る前に、紙に「今日できることリスト」を書き出してみる。
4. いつ死んでも悔いない人生にする
→ 明日が来る保証はない。だからこそ、「今やりたいこと」を毎日少しずつ実行する。
▶ 行動指針:
大きな夢ではなく、「今日の満足」にフォーカスする。
▶ 実生活での応用:
“楽しかった瞬間”を日記に残す/1日の終わりに「ありがとう」を言う/夜の散歩を習慣にする。
💡 実生活でどう活かす?
- 時間を記録する:「食べつくすモンスター」に意識を向け、見える化
- 死・孤独・責任を認識する習慣:朝のルーティンに取り入れる
- 価値観の言語化:毎日1つ、心から大事にしたいことを記録
- 行動時間をブロック:「自分のための時間」としてカレンダーに確保
- 変えられる/変えられないの区分:悩みややることリストにタグ付けをする
🔁 まとめ:『あっという間に人は死ぬから』の核心
この本は、「忙しい」が口癖の人にこそ刺さる、“時間の使い方を根本から見直す”ための実践書です。
「死」という非日常から、「いま目の前の時間の尊さ」を照らし出す構成が特徴的です。
- 時間がないのではなく、奪われているだけ
- “今”の選択が“未来”の人生をつくる
- 大きな目標より「今日の1アクション」
- 後悔している時間すら、今を無駄にする
- 死を恐れるのではなく、生を丁寧に生きる
まずは、今日の10分を「自分のために」取り戻すことから始めてみてはいかがでしょうか?
※本記事は『あっという間に人は死ぬから』(佐藤舞 著)を読んだ内容の要約と学びの記録です。
あくまで本書を読んだ上で忘れないための復習資料としてご活用ください。
忙しさに埋もれた“自分の時間”を取り戻したい方に、ぜひ一度読んでほしい一冊です。
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